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カテゴリ:● 短い夢の記録( 11 )

6年前の手術と胎嚢のエコー

今日台風来るみたいですね。

そういえばちょうど6年前の10月1日、
私の境界悪性手術の日は台風だったなぁ。
と思い出した。

今日と同じ9月30日の私の日記には
この日は台風が来るから看護師さんは早く帰りたいというので早めの剃毛。」
と書かれていた…。

やっぱりこの時期は台風シーズンなんだね〜。

6年経ったんだ〜。


昨日、友達から勧められた
「This is us 36歳、これから」
というプライムで見られるドラマを見ていた。

あ、ネタバレ入ります。

第一話で主人公の親が3つ子のうちの一人を死産で亡くした時に
担当医師が「私も最初の妊娠で子供を亡くしている」
というセリフを聞いた瞬間に涙が出てしまった。


なんでや?


あ、私も最初の妊娠は流産だった。
(最初もなにも1回だけだけど)



あの子の事忘れてたな〜。
ちゃんと思い出してあげなきゃ。
私の癌見つけてくれたんだから。
あの子が来て、去る、というあれがなければ
今のこの状態の私はいないんだ。
感謝を忘れちゃいけないんだ。

と思った。

忘れることはないけれど
思い出すことは少なくはなっていた。
家族にはなれなかったけれど
家族になりかけてくれた唯一の私たちの卵。


忘れちゃだめだね。



胎嚢エコーの写真はブログにアップしたくなかったので
してこなかった。
でも流産の初期胎嚢の参考にはなるかもしれないね。

6年経って、しっかり思い出すためにアップしてみる。

この写真は流産決定診察後の
待合室の椅子でガラケーでささっと撮った。
もう見れなくなると思ったから。
急いでいたからブレブレだ。

最初に見たエコー
6週目くらいかな。
12.5mm
c0201112_10483341.jpg
胎嚢つぶれてるねと、流産決定した時のエコー。
8mm
c0201112_11132021.jpg
やばー。
なんか悲しい写真だな。


でも、悲しくないよ。
大事な思い出だよ。
感謝だよ。


あ、術後6年目。
放置中の定期検診行かないとな〜。


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by unicorn_unico | 2018-09-30 11:11 | ● 短い夢の記録 | Comments(3)

1日が長い

検査薬陽性を見た日から1日1日が急に長く感じるようになった。

1日1日が不安と緊張の日々だったし、不眠だったし、「安静」がヒマだったしね。

最後の診察がずーーっと前のことのように思う。
気づけばたった1週間しか経っていない。

先週くらいから食欲も普通に戻って、体重も一気に元に戻ってしまった。

色々元に戻ってきたけど、腫れた卵巣だけは戻ってない様子。
しかもずっと微妙に痛むんだな〜。爆弾抱えてるみたいで怖いよ。


流産以降、ネットでたくさんの流産経験者の方のサイトを見まくっていました。
辛いのは私だけではない、私より辛い思いをしている人がたくさんいるんだと
何度も改めて実感できた。体験者との(私の勝手な)共感は大きな癒しだった。

そして、やっぱり改めて、立ち止まらず前向きでいなきゃなと思えた。
みんな頑張ってる。私も努力しないとなと思えた。

そして1日が長いのは、流産以降ずっと次の妊娠を意識しているのもあるかもしれない。
今回の流産は悲しい中でも希望の光を与えてくれたものだったから。
次の生理が待ち遠しくて仕方ないのだ。(ホントに私はせっかちで困る)


あの画像に移った小さな黒い胎嚢は、心の中でずーっと大事にしていたいと思う。

次の妊娠に向けて、頑張るから応援していてね!
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by unicorn_unico | 2012-06-17 16:31 | ● 短い夢の記録 | Comments(2)

流産終了

あー、今日で「流産」としての検診は終了となりました。

病理検査の結果、子宮外妊娠ではなかったし胎嚢は確かに私の子宮にあった。

卵巣も小さくはなっていないけど、先生は「経過観察」を勧めてる様子。
「手術」なんて言葉は一度も出ていない。

ネットで見ると5cmから手術してる人もたくさん見かけるのでぶっちゃけ茎捻転が怖い。
でも私は先生を信じる!
(「痛くなったら我慢しないですぐ来るんだよ〜」とは軽く言ってたけど…。)
(私の周りでも卵巣を摘出している人はたくさんいる。一人はテニスボール大だったと言っていた)

現在の私の卵巣を記録として残して置きます。
c0201112_20104476.jpg


血が溜まっていて、自然と吸収されるのを待つしかないとか。
何年も経過観察している人もいるんですね〜。(ネット調べ)
でも私のはすぐ小さくなる!
アーモンド卵巣をイメージしながら「私のは絶対すぐ小さくなる!」
と今日から毎日マントラにしよう。

妊娠希望だけど、卵巣が大きいままタイミング取っていいのか聞くと
生理を1〜2回送って様子見ながらでいいんじゃないかな?と想定通りのお答え。

1〜2ヶ月後の排卵時期に様子見に来れば?不安でしょ?とのこと。

でも卵巣の大きさは実は自分で見てわかる。
左より右の方が明らかにポコリとしている。
私はお腹がぺったんこなのが自慢だが、ここ最近確かに右卵巣あたりが膨らんでいて嫌だ。
小さくなったことは目で確認できると思う。
1ヶ月後にこれが治っていれば行こうかな。


ところで、院長先生は本当にクールだ。目をあまり合わせてくれない。
合わせているようで微妙に逸らしているというワザを使ってくる。
診察がとにかくスピーディ。

初診と2回目の先生はとっても優しい感じだった。目も合わせてくれる。
病院でたまたま手にとった体外受精の病院紹介冊子に、この先生の顔写真が載っていてた。
しかも隣町の不妊専門クリニックの院長欄に載っていたのだ。
あれ?先生じゃん!ここでバイトかい?
ってことは、もしや不妊に強い?期待?運命?

それでもなぜだろう。私は院長先生のサバサバ感にはまりそう。
ズバっと的確だからだろうな。
あの院長先生のとこで出産してみたい。いや、したい!
ここに引越してきて良かったと思ってる。

あ、今日言い逃した当芍の処方、来月の卵巣チェックでお願いしよーっと。
言いづらい〜。
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by unicorn_unico | 2012-06-11 20:38 | ● 短い夢の記録 | Comments(0)

流産中の基礎体温表

そうだ、参考までに流産時の基礎体温置いておこう。
c0201112_15383047.png
画像クリックで拡大
こうやって妊娠中の高温期にガタガタするのは流産の傾向らしい。
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by unicorn_unico | 2012-06-11 15:38 | ● 短い夢の記録 | Comments(0)

流産その後、疲れてきた…

【注意)この記事もややグロでっせ】
流産した時色んな方の経験談をネットで見る事ができてありがたかった。
私もこの記録が誰かの役に立てたらな〜と思うので書いてます



流産認定されてからパルタンM錠を4日分飲み、内容物をできるだけ出す処置をしました。


パルタンM錠を飲んでいる全ての時間で酷い腹痛でした。
効きだすピークは飲んだ2時間後。
フー!ハー!と深い呼吸でやりすごす。
最後の1日は半泣きになりながら飲んだ。辛かった。


その日は仕事があったので、仕事を終えてから病院へ向かいました。
次の診察までに出し切れていなければ手術ということなので、
どうか出切っていてと願いつつ、でも少し怯えながら。

仕事終わりに、車で病院へ向かっていると、道路が半端ではない渋滞!というか動かない!
そういえば「皇太子がこの辺に今日やってくる」という極秘情報を入手していたので「これか!」と察知。
皇太子様がいるであろう道路の真上にヘリが低空でホバリングしているのが見えた。
私が通りたい道路をどうやら横断している真っ最中! OH,No〜!こんな時にぃ〜。
これは当分動かないぞ。と運転が大嫌いで知らない道を通るのも苦手な私ですが、
病院に行きたくて仕方なかったので機転を利かせ、ナビにでている謎の小道を抜けて渋滞を回避。


そんなこんなで予約時間ギリギリで病院に辿り着き、
案の定診察で「まだ少し膜が残ってるねー」と言われショック。


「ちょっと出してみるね〜」と軽いノリで突然先生は軽い掻爬をしだしたのですが、これが痛い!

子宮内になにか細い棒が突っ込まれた感覚と子宮内をグリグリされる感覚。
(小さいスプーンみたいなもので子宮内膜を掻き出していた模様)


痛かったら無理しないで言ってね、と言われたのでOK!OK!と最初は余裕こいていた。
すると、途中から子宮内で鈍痛を感じ始め、深呼吸しながら「フーフーッ!」とうるさい音を
たててたら先生が「大丈夫?気持ち悪い??」と確認してくれました。

まだ我慢出来る範囲だったので「大丈夫っす!」と無理してみた。


しかし痛みは徐々に増し、これは痛いと訴えていいレベルだろうと思った時点で
素直に痛みを表現してみたら「うが!うぐぐー!グゴ!いいいい・た・い…」
とかわけのわからない声を出して唸っていました。


先生は「もう終わるー!」と子供を諭すように処置しながら言ってくれましたが
数秒終わらなかった。先生うまいね!
私は診察台から腰を浮かしかけて耐えた。


もうちょっと我慢できたかなーと後から思った。全身麻酔の手術しないで済んだ訳だし。
初めての経験だから仕方ないか。
(追記:私はこの一連の掻爬を「手術」と認識していなかったのですが、これは「手術」扱いだったらしい。危うく保険請求しないとこだったよ。ネットで色々見ていて約数ヶ月後に気づく事ができた。)


その後少しベッドで休ませてもらってから、採血し、説明を受けました。

先生が「これ取れたやつ。病理にまわしとくから」と容器に入った血の塊を見せてくれた。
(この時先生がどこかに手をひっかけて、私の血の塊はスッコーンと床に飛んだ。おいおい)

内容物はまぁだいたい綺麗になったらしいのですが、卵巣が急に腫れていると言われ、
流産しかけている時にも言われなかった「安静」指示が出ました。

先生には仕事も動き回るようなことしなければ大丈夫と言われたので、
翌日の友達との集まりや仕事には行くつもりでいた。
しかし翌日の朝、非常に嫌な雰囲気の痛みを卵巣の辺りで感じたので
大事をとって友達との約束をキャンセル。
(車で30分以上運転することが一番不安だったので…)
何年ぶりかに会える友達も来る機会だったのに!すっごく行きたかったのにー!
気にし過ぎだったかもしれないと後悔しかけたけど、身体の為にはこれで良かったと思おう。

それにみんなの前で「実は昨日流産手術してきたYO!」なんて言おうものなら
みんなを「どよ〜〜〜ん」とさせちゃうだけだもんね。
わいも泣いちまうかもしれないし。
うん。行かないで良かったよね。

代表して購入していたものもあったので、母に家に来てもらってみんなに届けてもらった。
本当に「なぜこんな時に…」という感じでした。





仕事もお休みさせてもらった。
(処方された抗生物質:メイアクトMS錠←飲んでる間ずっと下痢)


そして、本日も検診に行ってきました。(もー3日に1回通院してるよ)
卵巣の大きさは変わらず。大きくなってないからまだ様子見とのこと。
卵巣からは出血がみられました。
ただいまの卵巣の大きさは7cmでにわとりの卵くらいらしい
ネットで見ると7cmってなんかやばい大きさっぽいけど…。
(通常は親指の第一関節位の大きさらしいぞ。私のでかいなおい。)

さらには、先日の血液検査からHCG値が全然下がっていないらしい。
私の基礎体温も下がっていないし、昼間の体温も37度を超えている。
先生が先日から「う〜ん、外妊…?う〜ん」とつぶやいていたが、
子宮外妊娠の可能性が捨てきれない状態らしい。


こわいんですが。


なんで?受精卵2つあったの?あれは幻の胎嚢だったの?
流産が26日だったとして、完全掻爬もこないだだったとすれば、
まだHCG高くて仕方ないんじゃないの?と素人考え。
ただ、私も体温が高いことは密かに気にしてた。

こんなことってあるんですね。
ま、なんでもないと思うようにしてますけど。

今日も採血したから来週また行って結果確認だ。
外妊なんてないないないないないないない。
卵巣も治る治る治るなおる。
今日からずっと唱えます。

********************

それにしても改めて産婦人科は、ハッピーとアンハッピーの温度差の激しいとこだよね。
普通の病院ならみんな大抵アンハッピーでいるわけだけど、ここは違う。

以前不妊治療で通ったところでも不妊初心者だったので感じはしましたが、
旦那さんを連れてる人が少なかったのでそこまでどうってことなかった。
今回だって、みんな順調でいいなぁ〜と思う位でした。
でも、今日思った、土曜日に行くもんじゃないなと。
土曜日はほぼ全員旦那さんと来てるんだよね。
旦那さんと来てると待ち合いロビーでエコー写真みて盛り上がっててとっても楽しそう。
もうこんなこと慣れてるし、人の幸せは自分の幸せにつながってることだとも思ってる。
不妊で他人をうらやましく思ったりしちゃうことは5年前に卒業できてるつもりだった。
盛り上がってしまうのも不妊流産を経てのことかもしれないと、想像できなきゃいけない。
わかってるさー!
でも今日はその場面を見て少ししょぼんとしてしまったのはホントのところ。


流産卵巣外妊疑い…、こんなこと経験してきた人はたくさんいると思うけど、疲れるよね…。

私は今のところ、産婦人科の出入り口は「肩を落として出て行くところ」でしかない。
あ〜。いつの日かスキップしながら産婦人科を出るのが夢だな〜。
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by unicorn_unico | 2012-06-02 14:13 | ● 短い夢の記録 | Comments(4)

記録(6)さようならありがとう。

たった2週間(気づいてから)の私の初めての妊娠期間は終わった。

ナウシカに出てくるクロトワのセリフ「チェ、短い夢だったぜ」がしっくりくる。

クシャナが死んだと思って、自分が指揮官になれることに喜び気合いを入れるが
あっという間にクシャナが生きて現れた時の脱力感。

赤ちゃんが出来たと思って、自分が母親になれることに喜び気合いを入れるが
あっという間に赤ちゃんが死んで出て行ってしまった時の脱力感。


ホントに短い夢だった。

でも夫も言っていたが、最初からお互いなんとなくはしゃぎすぎないように
ものすごくセーブしていたのは何か感じていたからなのかもしれない。
1年カレンダーを作ったり、妊娠周期を数えるiphoneアプリをDLしたりはしたけど
「たまひよ」には手を出さなかったし、病院においてある妊娠雑誌も読もうとは思わなかった。

(ただ、私の両親にだけ早く伝えてしまったことは失敗だった。
報告した時、母は「お母さん実は旅行行く先々の神社でお願いしてたんだよ〜」と教えてくれたし、
父は何も言わずに密かに目をぬぐっていた。  …かたじけない。すまぬ。)


そして今回心拍を見る事にとても期待していたけれど、心拍を見る事は出来なかった。
でもそれは結果良かったと思える。
心拍を見ていたらもうちょっと傷は深くなっていた気がする。

私はまだ傷が浅い方なのだ。
この世にはもっと深く傷を残す流産死産がたくさんある。

私は長い間不妊だったので、不妊の苦しみをわかっているつもりです。
不妊だった私は、流産の話を読んだりすると「妊娠できるだけいいじゃないか」と思っていた。
私は受精着床すら出来ないのだと。

今回のことで確かに、私に受精と着床が可能であることを知らせてくれた。
それだけで良かったと思うところもある。

だけど、このこと以前に流産について思っていた「妊娠できるだけいいじゃないか」は
間違っていたんだと気づいた。

「失う」ということが発生してくるんですね。

不妊は失わない。「得られない」のだ。
この苦しみは本当に特殊でとても辛い。

だけど流産とは全く比較されるようなものではなかった。

不妊も流産も、この世で起きる大小含めた全ての悲しい出来事。
これらは何を言っても何を書いても、伝わる人には伝わり伝わらない人には伝わらない。
ひとつだけ言えることは「経験しないとわからないことがある。」
ということだと改めてわかった。


私はこの子にとても貴重な人生経験を積ませてもらえたと思っています。
妊娠できることも教えてもらえた。
ただ、成長させてあげられなくてごめん。それは本当に。
とても寂しいけれど、それは仕方ないこと。


本当にありがとう。
感謝でいっぱいだよ。

感傷的にはならないぜ。
お互いのベストだったと信じてる。

「俺、お前の体内に宿ってやったけど、すぐ出て行ったんだぜー ワイルドだろー。」
とか言っていて笑っていて欲しいな。
すげーワイルドだったよ。 

そして、私の卵巣に腫瘍があることも教えに来てくれたんだね。
体を張って教えてくれたんだね。やっぱりワイルドだ。



流産は悲しい。
だけど悲観的になってても仕方ない。
全て自然の摂理で、これが私の人生に起きるべくして起きた事。

乗り越えている人はこの世にたくさんいる。

自然は優しく厳しい。
これがこの世なの。

この世は素晴らしい。
そして妊娠出産は本当に奇跡。

流産を通して私はこう思えました。

流産経験ある方〜、こちらを是非↓
http://www.youtube.com/watch?v=plLBUwSOAMA

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by unicorn_unico | 2012-06-01 00:06 | ● 短い夢の記録

記録(5)

【注意)血とかグロめな表現ありです】


薬をもらって帰ってから、夫がお昼に帰ってきてくれるのでそれまで薬を飲むのはやめておいた。
私「これで赤ちゃんを出すんだって」
夫「仕方ないよね」

私「ただの細胞だったと思えばいいんじゃないかなと思ってる。
まだ魂が入る前の段階の細胞分裂途中なだけだったんじゃないかって思うと少し気が楽なんだー」


と言ってみた。頭ではそうサッパリ思えてるつもりでも、
身体?心臓?はどうやら悲しんでいるようだった。
心臓がギューーっと痛んだ。というか「寂しい」という感じ。
私の思考と心の感情が噛み合ってないみたいだった。
もしかしたら赤ちゃんが「俺ただの細胞なんかじゃねーし」と思ったかな。
受精した瞬間から魂は宿るって話もあるしね。

「悲しい」と思考する前にどんどん目から涙が出て来てしまう。
夫に泣き顔は見せたくなかったが無理だった。
悲しいつもりはないけど涙が出てくる。

「心にぽっかり穴があく」という表現があるよね。
なんとなくそれに近い体験はしたことがあったような気はするけど
こんなに実感として空いている感覚は初めてだった。
2週間は、お腹に卵があることを実感し、
冷静を装いつつも密かにはしゃいで生活していたのだ。
心臓のあたりに空洞を感じる。


お昼ご飯を食べてから、青い小さい薬を飲んだ。
1時間経った頃からお腹が痛みだした。
血がドバドバ出てくるのがわかるので、出そうになったらトイレにかけこんだ。
この時はまだどのくらい出るのかわからず、普通に昼用ナプキンをしていた。
あっと言う間に全面真っ赤になるので、家にあった夜用ロングをつけておいた。
(私は普段の生理の時も夜用は必要ない位、寝ている間に血を出す事があまりないので
あまり使わずにとっておいたものがあって良かった。)

薬を飲んで2~3時間の間、本当に大変だった。
この間トイレに閉じこもっていても良かったかもしれない。
数回駆け込んだうちの3回位でレバー状の塊が何度か出た。
先生はこれを取れたらとって持って来てと言っていたが、
気づけばトイレの奥にスルッと見えなくなってしまっていた。

私はこの中のどれかに赤ちゃんがいたんだと思って流す前に
「来てくれてありがとう。またすぐ来てね。さようなら」と言っていた。
なんてあっさりした別れなんだ。
でもこれでいいんだ。
細胞はもう成長しないものなんだから。


出そうになったらトイレに駆け込んでいたし、夜用をつけて安心していたら
ちょっと気を許したうちに溢れ出ていて座布団を汚してしまった。
こんなに出るなんて聞いてないよーー!
「お薬飲んだら少しお腹が痛みますよ」とだけ説明されただけだった。
流産なんて初めてなんだから相当出るから気をつけてねくらい言っておいて欲しかった。

しかも痛みも半端じゃなかった。
生理痛の酷い時の2~3倍?のように感じた。
イヴを飲みたかったが飲み合わせについて質問していなかったし、
この痛みは通過儀礼のような気もしたので痛みにひたすら耐えていた。
これは陣痛に近いのか?
陣痛が楽しみだ。

痛む中、夫が帰宅してから夜用のもっとすごいやつが欲しくて買いに行った。
夜用に縁のない私は、この世にこんなオムツみたいなナプキンがあることを初めて知った。
スーパーナイトガード的なものをして翌日を過ごしていたが
その翌日はもう大出血はなかった。普通の生理くらい。
しかし薬は飲み続けなければならないので、腹痛だけは前日と変わらず酷かった。
子宮を無理矢理痛くしてるんだから仕方ない。


薬の名前は「パルタンM錠」。
バルタン星人を思い出す。
「妊婦は絶対に飲まないで下さい」と赤く大きく書いてある。

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by unicorn_unico | 2012-06-01 00:05 | ● 短い夢の記録

記録(4)

6w2d。
安静にしてどうにか血が止まってくれる事を期待。
この日も早く寝て、すぐ朝になっておくれと思っていたが、目が覚めた時間はAM1:35。最悪だ。
しかも腹痛じゃないですか…。結構痛いじゃないですか…。
まさか救急車を呼ぶ事態にはしたくない。
このまま姿勢をキープすれば痛みはこのまま一定であってくれそう。
じっとしながら心の中で「時間よ早く過ぎ去れーー!」と唱えてみるも
時計をチェックするとAM1:44。10分しか経ってないじゃないですか…。

姿勢を変えてみると少し腹痛が治まった。やった!寝ろ寝ろ寝ろ~…。
そのうち眠れていたみたい。

目覚めたのはAM5:00。
やったー!寝れたー!と思い、少し腰を持ち上げる感じで動いた途端、
ものすごい量のなにかが出た感じ。
ナプキンをすりぬけお尻まで来た。
ものすごい反射神経を発揮して飛び起き、お尻に手をあてると指に真っ赤な鮮血。

トイレに駆け込むと、生理の一番多い日より多い量の鮮血が出ていた。
「来た…」と思った。

病院に行く迄の朝の時間に「妊娠初期 大量出血」とかネット検索していると
大量出血をしても赤ちゃんに影響なく問題なく出産した、とかいう記事を何個か目にしてしまった。
これでまた諦めかけていた気持ちが揺らいで「奇跡」とかいう言葉が心の隅に湧きはじめてしまった。

土曜日なので病院には、旦那様連れの妊婦さんがたくさんいた。
電話予約もせず、直接病院に行ったので相当待つだろうなと思い、
家出る直前になぜか取り易いところに置いてあった「銀河鉄道の夜」を持って来ていたので
その中の「ひのきとひなげし」をぼーっと読んで、読み終えた頃軽くぼーっとしていたらすぐ呼ばれた。

今迄の優しい先生でなく、クールガイな先生だった。
よく見たらネットでみたここの院長先生だった。
エコーで見ると赤ちゃんタマゴはまだお腹の中にいた。
でも私が見てもわかるくらい胎嚢に成長は見られず、つぶれていた。

先生はめちゃめちゃクールだった。
「赤ちゃんはまだいるけど、胎嚢もつぶれているし、出血もかなりあるからね。
これは経過を見守っていてももう仕方ないと思うから、子宮を収縮させる薬でだすのがいいと思う。」
私もとても冷静で「仕方ないですね。そうですね」というと
先生「じゃ、経過見ますんで来週半ばくらいにまた来て。なにか塊が取れたら持って来てくれてもいいし」
私「塊が出たらすぐに持ってくればいいんですか」
先生「別に焦る必要はない、すぐじゃなくていいよ」
私「はい…。じゃあ薬で出きらなければ手術ですか?」
先生「そう」
私「わかりました」
先生「はい、じゃ」
と席をさっさと立ってしまった。
私はぼーっとしていたので、先生にお礼も言えずに先生は去って言ってしまった。
そういえば、私が診察台でスタンバってる時に救急患者が入ってくることでなにか
やりとりをしている電話をしていたので、とても急いでいるようだった。

先生にとってはただの細胞の消滅なんだろうなぁ。とぼんやり思っていたら
私もそんな気がしてきた。そうだよ。ただの細胞の自然淘汰だよ。って。
先生のサバサバした対応がこの時の私にはベストだった。

思いやりないなと思う人もいるかもしれないが、変に感傷的な言い方されるよりずっといい。
わざとなのか普通にクールなのかわからないが、なんとなくいい先生っぽいなと思えた。
(産婦人科医してるだけで偉いと思うんだけど。)
あと流産処置を薬をまず使用させるところも良かった。(初期だから普通なのかな?)
茶オリが出た時も止血剤とか使っても仕方ないとはっきり言ってくれるところも良かった。
ここはほとんど無痛分娩をしていないというところも私はとても好感を持っている。
良い病院だと思えた。

(ただこの後わかることだけど、流産処置についての説明が全然足りてないとは思った。)

私は診察室を出てから、もう別れるであろう赤ちゃんタマゴのエコー写真の
貼られているカルテを廊下でじっくり見て、「さようなら」と心の中で言った。

そういえば、私が診察室を出てすぐに「救急の患者様がでているため、只今一旦診察を中止させていただきます」と放送があった。救急対応前に予約もしてなかった私をねじ込んでくれたのは、とりあえず私も「大量出血」で救急扱いしてもらえたんだなと思った。

会計を待つ間「この薬で赤ちゃんを自分で出すのか」と薬を眺めてた。
やや泣きそうだったが、前後左右にはお腹の大きい妊婦さんだらけだ。
彼女たちを動揺させては絶対ならぬと思って我慢した。

駐車場に出ると、救急車が横付けされていた。
私なんかよりずっと苦しんでる人がいる。

また車に乗り込んでから涙が出た。

昨日からまともに家事をしていなかったので、今日はきちんとご飯を作らなければとふと思い、
帰りついでに農協に寄って野菜を買った。
もう安静にする必要はどこにもなくなったのだ。
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by unicorn_unico | 2012-06-01 00:04 | ● 短い夢の記録

記録(3)

茶オリはずっと続いていた。でも少量。
ネットでひたすら調べて、妊娠初期にはよくある事と認識していた。

初診の翌日仕事をしていると生理痛の腹部鈍痛のような痛み。
トイレにもやや多めの茶オリが垂れた。
なんかまずい感じ…。

その翌日(6w0d)朝方トイレに行くと鮮血が数滴ペーパーについていた。
ネットでも読んでいたけど、鮮血はやや危険とのこと。
病院に電話で確認するとやはり「来てもらった方がいい」とのこと。

予約を入れてもらえたので待ち時間なしで診察。
エコーでは赤ちゃんはいた。
超音波見ながら先生は「胎嚢が少し小さくなってる、子宮内膜も動いてるね~。う~ん」
診察室へ移ってから先生の説明。
「胎嚢が前回12.5mmから8.5mmに小さくなってるのと、内膜が動いてるのは良くないね。
内膜は普通動かない。動いてるってことは、赤ちゃんを子宮が押し出そうとしてるかもしれない。
でも今はなんとも言えない。ちょっと様子見ましょう。1週間後に来てみて」と。

がーん。ううぅ。

私「えっとでもまぁ、実際のところどうなんでしょう…」と先生を促すと、
先生「まーね…、う~ん、そうだねぇ、ちょっと厳しいかなぁ」。
私「そっかぁ。(だよねぇ…(冷静))」
先生「でもね、初期の流産って2割あることだからね。」と既に慰めモード。

診察室出てからカルテのエコー写真を確認。
これ小さくなってるのかな〜?私にはあまりよくわからなかった。
でも、先生が言う事は確かなんだろうね。うん。


お会計を済ませてから駐車場に停めてある車に乗り込むと涙がどっと出た。
泣きながら運転。

家に帰ってからも少し泣いていたけど「いやまだ可能性はある!」と思って泣くのをやめた。
帰宅した夫には泣き顔は見せず、焦っていないフリ。
夫も「まだ大丈夫!信じよう!」と言ってくれた。

ただ心の奥底では、先生の言葉が真実なんだろうなと思いながらも、奇跡は起こるかもしれない
というなんとも言えない葛藤をしていた。

検査薬で学んできた「期待するから裏切られるんだ」理論が適用できない日だった。
期待は自分や夫を傷つけて、期待しないことは赤ちゃんタマゴを見放すことになるような気がしてた。
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by unicorn_unico | 2012-06-01 00:02 | ● 短い夢の記録

短い夢の記録(2)

陽性の日から3日間位は素直に嬉しかった。

計画立てるの大好きな私は、早速1年カレンダーを作り
「ここで5w、ここで6w…、安定期まであと2ヶ月もあるのか~」
「予定日は私の誕生日に近いじゃん!」
なんて思いながらとにかく有頂天状態だった。


ただ、3日過ぎた辺りから、異常に緊張し始めていた。

嬉しいというよりお腹にものすごく大事な小さな宝石を持っているような、
くしゃみや咳でも壊れてしまうんじゃないかというような、変な緊張感が出て来てしまった。
陽性の日から私は突然まともに眠れなくなっていた。
2時に起きたり4時に起きたり。
いつも7時セットの目覚ましを6時に変えても、アラーム前に起床。

検査薬を使ったのは4wだったので、そこから初診までが長かった。
初診は早く行き過ぎてもダメということで5w5dまで待った。
本当に妊娠しているのかも不安だったのかも。
胸は大きくなっていたけど、つわり症状は皆無。


初診は6wまで待ってもいいかな~、なんて思っていた矢先、茶色おりもの少量発生。
結局5w5dで初診。
とても人気のある病院で1時間30分待っての胎嚢確認。
エンジェルリングもしっかりかわいく映っていた。

先生も順調な5wの大きさですよと言ってくれた。

茶色オリモノは様子見で、当帰芍薬散2週間分処方してもらった。
私は以前弓状の軽い「子宮奇形」を指摘されていたので、それについても質問してみたら
そんな風にはみえないし、問題ないと思うよと言われ一安心。

この日から緊張がなくなって、お腹も楽になった気がした。

********************************

そういえば、こんなに長い不妊期間を経ての妊娠だったけど、
検査薬陽性みてとか、胎嚢のエコー見て感動して泣くとか一切なかったな。
すごく淡々としていた。

ただ、まだ病院に行く前の夜中にKYTEをヘッドフォンで聴いてた時1度だけ幸せ感で泣けた。
良い曲だったからかなぁ。嬉しかったのかなぁ。わからないけど。
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by unicorn_unico | 2012-06-01 00:01 | ● 短い夢の記録