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カテゴリ:● 本/TV/映画/ドラマ( 67 )

ナンバーを変更しようぞ!

加藤諦三さんの本にたくさんの気付きを得たので
もっと読んで見る事にしてみた。

『「せつなさ」の心理』

の次は

『逆境をはね返す心理学』

これも面白かったーー。
(他にも著書たくさん。もっと読むぞ。加藤諦三先生HP


メモ

「低い自己評価がストレスの基本的な源泉である。」

「自分がこの状況を生み出した張本人と認める」


「「私は不幸」と口に出すのは「私は悪くない」ということである。」
「惨めさの誇示は憎しみの間接的な表現である」
「「苦しい」と訴えても解決しない。自分が這い上がろうとする意志がないから。神経症者は努力しないで幸せになる方法を求めてしまう。その結果、墓穴を掘る。」


「逆境に強い人の3つの共通点「受け身ではない」「憎しみがない」「解決の意志がある」
そして本人が意味があると感じているものと深いかかわりをしっかり持っている(家族とか仕事とか)」


「子供の頃はたくさん楽しい経験を。小さい頃から楽しい体験をしている人の方がストレスに強い」

「楽しい幼少期を過ごした人は単に「生きている」というだけでは、人生になんの価値もない。人のために生きなければ、その人生は価値がない。社会に貢献しなければ価値がない。 それに対して楽しい幼少期がない人は「生きているだけで」素晴らしい。地獄からはいあがって生きている自分を信じること。目の前の状況に対処できなくても、自分を信じること」

「ハーバード大学のベンソンほかが編集した「 The Wellness book」という本にストレスに耐え易い人の特徴として4つのCをあげている。
Control Challenge Commitment  Closeness



あ〜面白い。


逆境に強くない私へのグサグサグサグサ殺されかけるくらいの刺さり具合の言葉達でした。

そして改めて思う。
しなきゃいけないことはわかっていたのに
私は本当になにも実行できていない努力していない野郎だったと。


過去の日記でもこんなこと書いてるじゃん。
私の大好きなターシャの座右の銘について

【ターシャの座右の銘】

「人は自分が置かれている立場を、すぐ状況のせいにするけれど、この世で成功するのは、立ち上がって自分の望む状況を探しに行く人、見つからなかったら創り出す人である」

この「すぐ状況のせいにする」とか「立ち上がって」が一番大事なとこだった。


10年以上前に初めてスピリチュアルな人のところへ行った時に言われた言葉もこれだった。

「自分の弱さともきちんと向き合ってしっかり見つめて認めること。
 そして
自分の人生を自分の手でしっかり舵を取ってコントロールする事が人生の重要なテーマ。

この「弱さと向き合い」「自分の手で舵を取ること」本当に重要なポイントだった。

ずっと「どうにかなんべ」と思いながら、小さな悩みに過剰反応しながら、なんにも解決できずに生き続けていた。


嫌なら変えるしかない。
立ち上がるしかない。


そうだよ。

まずは小さな事からコツコツと!!


ということで、3年前に購入した車のナンバーがずっと嫌だった。
ナンバーなんてなんでもいいと、指定しなかったのが運のつき、私の中でのかなりのやばいナンバーがやってきた。
自分の大好きな車なのに、ナンバーを見る度にゲンナリしていた。

でもまぁ、いいか〜。
変更面倒だし〜。数字の(迷信的)呪縛を感じてても仕方ないし〜。
これが与えられたナンバーなら受け入れるしかないし〜。

なんてそのままでした。

流れるまま〜努力しないまま〜。
そのままでいいのか?


嫌なら変えるしかない。
立ち上がるしかない。

自分の人生をコントロールできるのは自分しかいない。


ナンバーを変える!!!

さっき早速申し込みをして、速攻振込も済ませた。
(抽選対象ナンバーではなかったみたい)


ナンバー指定しなかった自分を責めて後悔する。
手数料とかETC変更とか色々入れると全部で1万円掛かるし、
警察署行ったり陸運局行ったり保険に連絡したり面倒だよ。

でもそうじゃないんだよ。


ナンバー指定しなかった自分の責任を認める。
でもさ、こんなことがたった1万円で済むんだよ。
警察とか陸運行くとかめったにない経験できるんだよ。
面白そうじゃん。

こうなんだよ。

出来事は自分の捉え方次第だって、本当によく聞く言葉だけど
これマジだね。

そんなポジティブに生きられるかよって思ってたけど
そんなふうにツッコミ入れてたらいつまでも
自分は悶々とイライラしながら生きる選択をしているだけのこと。


私みたいなネガティブ思考人間がポジティブに生きるには、かなりの努力と訓練と覚悟が必要だった。


(捉え方次第ってことは、じゃあ、最初にもらったナンバーを素敵ナンバーだと思えばいいんだろうけど、
無理矢理かわいい語呂つけていい風に考えていたけれど、
周りの人がこのナンバーを見て嫌な思いをする人もいることがやっぱり嫌だなぁって105.png

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by unicorn_unico | 2018-09-22 22:22 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

ちびまる子ちゃん

お盆に同じ歳のイトコと会った時に漫画の話しをしていて
私が

「最近漫画もめちゃめちゃ断捨離したよ。
生き残ったのは「うる星やつら」の好きな数巻と「火の鳥」と
「ちびまる子ちゃん」全巻と、玖保キリコと冬野さほだけだよ。
(こう見ると、そんなに断捨離出来てないな…)
「ちびまる子ちゃん」は迷ったんだけど、やっぱり捨てられなかった
 なんだかんだでやっぱりちびまる子ちゃんは面白いよね。」


なんて会話をしていました。


その数日後にそのイトコから珍しくLINEが来たので見てみると

「さくらももこが亡くなったって!」

とのこと。

本当に「嘘でしょ????まだ若いよね。」と、信じられませんでした。
テレビを付けると確かにニュースになっていました。

乳がん…。
お盆にイトコとも乳がんについて少しちょうど話していたところでした。
やっぱり乳がんって甘くみたらだめだね。



私が小学4年生の時に「りぼん」で「うちはびんぼう」という作品と出逢い、
「ちびまるこちゃん」というバカな妹キャラまる子とずーっっと親しんできました。
大好きだった岡田あーみんとコラボしたりで、
さくらももこと岡田あーみんは「りぼん」の中でも特別枠でした。

大人になってちびまる子離れしつつある頃、夫の部屋の本棚に
「もものかんづめ」だとかのエッセイがあり
なんだか嬉しかった記憶もあります。


イトコとLINEでさくらももこの思い出話しを繰り広げていたところ
イトコが「ちびまるこちゃん」の中で忘れられないシーンは
「眠れない時に「他山の石」とかいってセーラー服きたバカみたいなおじさんの妄想のやつ」らしい。
私も長らく読んでいないけれど、一瞬にしてそのおっさんの容姿が思い浮かんだ。
「加藤茶みたいなおじさんのやつだよね」と。

そう。ひっぱりだして確認したよ。
このシーン。
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やっぱりさくらももこは絶対に普通の思考回路ではない。
本当に小学生の頃からこんな変な妄想をしていたんだと思う。


私もちびまる子では色んなシーンで笑ってきたけれど
特別笑ったというわけではないけれど、とにかく大好きな場面がある。

「ゆううつな参観日」という授業参観の話。

はまじが計算の答えを間違えても笑いをとっていたので、
同じく答えを間違えたまるこが「はまじみたいにやっちゃえば?」という
心の声と葛藤したあげくした失態。


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前に出て黒板に答えを一生懸命考えるも途中でわからなくなるまるこ
そして…
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この「いいじゃんいいじゃんプックプー」のまるこが大好き。

そしてみんなの「ごくっ」っていうのも好き。
すっごいわかるよね。
大すべりした時の、やらかした本人よりも周りに走る緊張感。
勿論やらかした本人の心臓が縮まる思いもよーくわかるけど。


「いいじゃんいいじゃんプックプー」は夫からなにか責められた時によく使ったものです。


この記事アップする用に久しぶりに読んだけどやっぱり面白いね。

あんまり漫画の画像アップするのはやばいと思うのでもうやめるけど、
授業参観中にお母さんの手前「とりあえず手をあげるまる子」を指名する先生に対して

「先生め、こんなに自信のなさそうなわたしをあてるなんて
 …どうやらそのやさしそうな顔の下ははんにゃだね」

とか、小3で思ってたらホントにすごいと思うけど、
さくらももこは本当に思っていた子供だった気がするからやっぱりすごいと思う。


他にも爆笑したので覚えてるのは
失敗した年賀状を郵便局に交換しに行く話。

友蔵が変な「おてもやん」とかいう芋版の年賀状作っちゃって
お姉ちゃんが「失敗したのは交換してもらえる」と教えてくれたので郵便局へ行くまるこ
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これこれ。画像拾ってきちゃった。

笑いを堪える郵便局員。
「はっ!」からの「おいおい なんだよコリャ」
何度見ても笑える。



さくらももこさんが亡くなって、本当に寂しい気持ちになりました。

最初に思ったのはちびまるこちゃんのお父さんとお母さんはどれだけ悲しんでいるんだろうという事。

ちびまるこちゃんを読み返していると、当たり前だけど、全てが子供の頃のまる子の「家族の物語」であるんですよね。
勿論全部が本当の話ではないけれど、お父さんお母さんを思うまる子とまる子を思うお父さんお母さんこれは事実なわけで、読み返すの辛いだろうなと思ってしまい、ちびまる子ちゃんを読み返す時にまた今までと違った感情がやってくることになりそうです。

ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。


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by unicorn_unico | 2018-09-08 16:16 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

高畑勲監督

高畑勲監督が亡くなられましたね。

宮崎駿監督とペアというイメージで、私の中では
子供の頃から絶え間なく素晴らしいアニメ作品を生み続けてきてくれた二大巨頭。
いつまでもまだまだ作品を生み続けてくれるような勝手な期待感。


あぁ、こんな時が本当に来てしまったんだ…。


というなんとも言えないせつない感情です。


高畑勲監督の作品は、宮崎駿監督のものとは色が違いますよね。


世間一般平均的に見て、宮崎駿作品の方が華やかに受け入れられているのに対し
高畑監督の作品は静かに地味な印象ではないでしょうか。


私もずっと宮崎駿監督作品が大好きでした。
でも、じわじわ大人になっていく過程の中で、高畑監督作品はじわじわしみ込んでくるんですよね。


追悼の意を込めて、ここ2日間で「かぐや姫の物語」と「おもひでぽろぽろ」を見ました。

そこでわかった。
高畑勲監督の作品は「泣ける」というか
「泣かしにきてる」というか。


大人になっても色々な経験を積み重ねていくわけだけど、
やっぱり20代で見た時と、30代で見た時と、41歳になった今見た時と
セリフも場面の感じ方も随分と変わってくるものなのです。
1年前なら感じなかった事も、今ならわかるという感覚もまだまだたくさん出て来るはずです。

それをね、また感じたんだよね〜。

高畑監督作品は「哀愁」とか「郷愁」を感じさせる作品なんですよね。

ぽんぽこも泣けるじゃないですか。

色んな経験をして大人になっていくと触れる、人それぞれの琴線ですよね。
私には触れまくりなのです。


とにかく、素晴らしい作品をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
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あぁ、1度も会えなかったなぁ。
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by unicorn_unico | 2018-04-11 11:11 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

ドラマ「私の運命」

私は日本のドラマは今も滅多に見ないし、過去にもそんなに夢中になって見た事がない。

過去に一番ハマったドラマは多分TBSの「私の運命」だと思う。
VHSに録画して、何回も泣いてた。

音楽も大好きだったのでサントラも持っている。
好きな場面もたくさんあったし、
出演メンバーもみんな大好きだった。

そして本当に本当に泣けるドラマだった。


高校生3年生の頃に見てたんだな。。

大好きな人の病気と妊娠が同時にわかるとか、そんな悲しいことあるかよ。って思ってた。
ま、ドラマだしねと思ってた…。


子役の男の子のこともかわいくて大好きだったな。


私は懐古主義な傾向があるので、どうしても昔のドラマの方が面白かったし
演出も良かったように感じてしまう。



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by unicorn_unico | 2018-03-19 19:19 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

The Greatest Showman 観賞

The Greatest Showman 観て来たよ。

一言。

やっぱりミュージカルは素晴らしい。

ミュージカルだから内容への細かいツッコミは不要。


私は音楽で簡単に涙がこぼれてしまう人間なので
ほぼ全ての楽曲で涙が出ていた気がする。


そして、主人公ヒュージャックマンの物語より、
ザック・エフロンとゼンデイヤの恋物語の方に夢中だった。
やっぱりせつない恋の話は私の好物らしい。


そしてダンサーさん達の肉体美はやっぱり素晴らしいと思った。
筋トレ頑張ろ〜って改めて思えたよ。

ララランド観てないけど、こっちより素敵なのかな。


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by unicorn_unico | 2018-02-21 19:19 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

スターウォーズ 最後のジェダイ 観賞

軽くネタバレあります。
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2018年元日8:30からスターウォーズを観賞してきたよ。

夫がこの日しか観賞できないからだよ。

勿論“スターウォーズの聖地”(らしい)
マイカルシネマ海老名スクリーン7だよ。

やっぱりここで観て良かったよ。
音がすんごいよ。


感想は

観ている最中は「えー!んなアホな!なんでやねん!」と関西弁が出てしまいましたが
(レイアが宇宙空間を飛んだ時が一番「んなアホな!」だったかな。)
観終えて2時間位経つと「なんかやっぱり楽しかったじゃーん」と関東弁に戻るのでした。

そして、夫と共通の意見は、
ルークが映ると全ての場面でなんか笑えたよね。


でもね、もう細かいツッコミをしてたら楽しめないね。
これはもうツッコミをどこにも入れず、素直に「たっのし〜〜」って楽しむ映画なんだね。


気になったのは、レイが太ったように見えたこと。
なんかぽちゃってなかった?

他には、ベニチオ・デル・トロがセクシーすぎ!
やっぱりかっこいいわ〜。
まさかスターウォーズに出演するなんて。

そうそう!
観ている時に、「今、ヘンリー王子っぽくなかった?」と思えた人がいたんだけど
調べてみたらカメオ出演していたそうではないですか!!!
しかし、全部カットされているとのことなので、人違いだったんだなぁ。
ヘンリー王子そっくりの人みっけたんだけどな。



次回も楽しみだな。


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by unicorn_unico | 2018-01-01 23:11 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

「罪と罰」挫折

「カラマーゾフの兄弟」に感動し、
次に「罪と罰」を図書館で借りて読んでみた。


上巻はわりとスラスラ読めたんだけど、
下巻に入ってから色々やることがあって読めない期間を経て
また続きを読もうと思っても全くページが進まないという状態になり
返却日もやってきてしまったので
「まいいか」
という感じで1回目は挫折となりました。


「カラマーゾフ」は、本当に面白かった。
全文章を噛み締めながら読んでもそんなに時間はかからなかったのに
「罪と罰」はわりと最初の方から

「ラスコーリニコフ!なんだこいつ!(イラ)」

としか思えないまま読み続けるのがわりと苦痛だった。

それにカラマーゾフは登場人物を書き出したりもしたけれど
それでもあっという間に登場人物の名前を把握できた。


ところが罪と罰の方はもっともっと名前が複雑で、
途中で「誰だっけこれ??」と思うことも多かった。



まず、主人公の「ラスコーリニコフ」「ロジオン・ロマーヌイチ」であり「ロージャ」である。

そして、妹の「ドゥーニャ」は、「アヴドーチャ・ロマーノヴナ」であり「ドゥーネチカ」である。

さらに、この二人の母親はプリヘーリヤ・アレクサンドロヴナ・ラスコーリニコヴァ」だよ。

しかもラスコの友達の「ラズミーヒン」が急に「ドミトーリー・プロコーフィチ」という名前で登場したりする。

ロシア人の名前が複雑かつ面白すぎて、youtubeのロシア語講座みたいなのを見てしまったよ。

1ページ分位にしか出て来ない「ポチンコフ」だけはすぐ覚えられたんだけどな…。


また暇になったら、もう一度チャレンジしてみようと思います。

でももう一度読んでみても「カラマーゾフ」程面白いとは思えないという確信はある。




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by unicorn_unico | 2017-10-23 14:22 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

カラマーゾフ、米川訳と亀山訳

【お互いどう訳しているのか気になったところ抜粋】

悪魔が言うセリフ。

米川訳

「霊体というものは凍えないけれど、人間の肉を着た以上はどうも…
つまり僕は軽はずみにでかけたんだ。ところが、この空間のエーテル、つまりこの天地の間を充たしている水の中は、途方もなく寒かったんだ…その寒さといったらーーもう寒いなどという言葉では現せないねえ。考えても見給え、氷点下百五十度だぜ!」

亀山訳

「聖霊の姿をとってるなら凍える事もないでしょうが、いったん人間に化けてしまうというと、ね…
要するに、ついうっかり薄着のまま飛び出して来てしまったわけです。ところが、この宇宙空間てのが、このエーテルってのが、大地の空にあるとかいうこの溶媒ってのが、ーーーおっそろしい寒さなんでして…死にそうな寒さーーいやもう寒いなんてもんじゃない、だって、想像できますか、零下百五十度ですよ!」





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by unicorn_unico | 2017-09-16 15:42 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

カラマーゾフの兄弟 読了

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」読了。


読んで良かった。本当に。


こういう内容の小説であることを知らずにいたのは
もったいなかったなという感じです。

みんな同じように葛藤してるんだ〜〜〜〜〜〜。

「ドストエフスキー」といえば
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こんな感じで真っ暗な中で俯く肖像画のように
ロシアの陰鬱とした雰囲気を舞台とした
陰鬱とした小説なのだろうと勝手に思い込んでいました。


確かにロシアの陰鬱とした場面はありますが、
だからと言って気持ちが沈むような小説ではなかった。


私は、ドストエフスキーの「人間への愛」を感じた。
最後泣いてしまった。


********


第1部から第3部までは亀山郁夫さんの訳、
第4部からエピローグまでを米川正夫さんの訳で読むという統一感のない読み方。

亀山さんで通したかったけど、図書館で4巻〜5巻がずっと借りられっぱなしだったので
「もうこいつは返す気ないな」と読み、待ちきれず米川さんのに移行。

亀山さんのは2007年に出版され、米川さんの初版は1928年だった。
なななんと、約80年のギャップ!!

米川さんのを読むと、亀山さんのはもう一段読み易く翻訳されている感じがある。
米川さんのは名前も忠実なので「」とか使うし、
「よござんすか!」とか口語が古めかしいし
急に「1880年のドストエフスキー小説」感が増しました。
でも私は古い言葉が結構好きなので、これはこれでとても良かった。
でも亀山さんのでもまた続きは読み直そうと思っている。


********
(以下ネタバレ三昧です)


村上春樹さんが
世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。」
とか言っていたらしい。
私はこの言葉を知らなかった。
私はやっと「読破した人」側に入れたわけだ。

私は春樹さんがどういう意図でこういうことを言ったのかわからないけれど、
どうなんだろう。読破するだけなら誰でもできるような気がするけどなぁ。


私はイワンの葛藤場面、
特に、イワンとアリョーシャの会話前後全部。
無神論を語るところからの大審問官と、
イワンの中の紳士悪魔との会話場面は衝撃的だった。


それと、この三兄弟(+1)のゴタゴタ話の中に
少年達(イリューシャ/コーリャ達)の話しが挟み込まれ、
最後にこの少年達の話しで終わるところが胸にぐっと来ました。
コーリャ達に石を投げつけられてるイリューシャ、
やめなよとアリョーシャが止めに入るも、そのいじめられっこに突如
父の敵!と指が千切れる程噛まれる聖人風アリョーシャ。
イリューシャとピエロ父、気くるい母とのやりとり話。
愛なんだよね。無償の愛。


みんなとにかく家庭環境が複雑なんだよね。
ドストエフスキーがそういうところを割と
強調している(ように私は感じた)のは意外だった。


イリューシャにいじわるしていたコーリャも複雑。
素直に人を愛せない、その過程として
「(過保護なコーリャの母は)息子が『自分をあまり愛していない』とかんがえることだけはどうしても我慢が出来なかった。彼女はコーリャに『情がない』ように思えてしようがなかった。で、ヒステリックな涙を流しながら、息子の冷淡をせめるようなこともたびたびあった。コーリャはそれを好まなかったので、母が真情の流露を要求すればするほど、わざとではないかと思われるほど強情になるのであった。しかしそれはわざとではなく、ひとりでにそうなるのであった、ーーもともとそうした性質なのであった。実際、母親は勘違いしていた。コーリャは母親を非常に愛していたが、彼の学制流の言葉を借りて言えば『犢(こうし)のような愛情』を好かなかったのである。」
とか読み直すと「あぁぁ」と溜め息をつきたくなる場面がたくさんある。


とんでもない父親であるフョードルから生まれてるカラマーゾフ三兄弟ももちろんかわいそう。
幼少期は母とすぐ離れ、父からも放置状態で育っている。
でもまぁなんだかんだで、一番かわいそうなのはスメルヂャコフだと思う。
スメルヂャコフもカラマーゾフの兄弟の一部のようだけど、下男という扱いだし
ゴリゴリに差別され虐待され育っている。
でも同じ年のイワンの思想に感化されたり、フランスに憧れたり、
すごくサディスティックに歪んでしまっていたり…、
最後はあんなことになってしまって…本当にせつない存在だ。



最後アリョーシャが言います
「一たい楽しい日の思い出ほど、殊に子供の時分親の膝元で暮した日の思い出ほど、その後の一生涯にとって尊く力強い、健全有益なものはありません。諸君は教育ということについていろいろ喧しい話しを聞くでしょう。けれど子供の時から保存されている、こうした美しく神聖な思い出こそ、何よりも一等よい教育なのであります。過去においてそういう追憶をたくさんあつめた者は、一生すくわれるのです。(略)もしかしたら、私達は悪人になるかもしれません。悪行を退けることが出来ないかもしれません。人間の涙を笑うようになるかもしれません。(略)むろんそんなことがあってはならないが、もし私達がそんな悪人になったとしても、こうしてイリューシャを葬ったことや、臨終の前に彼を愛したことや、今この石の傍でお互いに親しく語り合った事を思いだしたら、もし仮に私達が残酷で皮肉な人間になったとしても、今この瞬間に私達が善良であったということを、内心嘲笑するような勇気はないでしょう!」

なんやかんやあってコーリャが問います
「僕たちはみんな死から甦って命を得て、またお互いに見る事ができるってーーーどんな人でも、イリューシャでも見る事ができるって、宗教の方では教えていますが、あれはほんとうでしょうか?」
「きっとわれわれは甦ります。きっとお互いにもう一ど出会って、昔の事を愉快に楽しく語り合うでしょう」


感動する。


アリョーシャやゾシマ長老が、マザーテレサの言葉を彷彿とさせるようなことを言う場面もありました。
それもいちいち感動するんです。

だってとっても綺麗な思想であり、理想だから。
無償の愛を諭しているから。

それでもやはりそんなマザーテレサであっても、実は神の存在について疑念を抱いていたという事実はあるようです。
聖書の言葉は綺麗ごとなのでしょうか。


確かに人間はそんなに綺麗で単純な生き物ではありません。
無償の愛は諭されてわかるものではないのだと思う。

一見アリョーシャは、聖人君主のようだけど、それをとりまくわけのわからない自尊心にまみれた無神論者たちこそ、人間らしく、かつ実は神を求め、欲している人たちなのでは?「神はいない。人生に意味はない。」とか言いながら、実はとても神を欲している。人生の意味を欲しているのかもしれない。
神を認めるということは、自分の弱さを認めることになるからでは?それが出来るか出来ないか。
弱さを認める、それこそが、自分を認め、他人を認め、世界での事象を認める最良の方法なのかもしれない。

宗教を超えて、
「神様」と表現せずとも、
something great
って感じでの捉え方ってなんだかんだで全人類持ってるのかもしれないね。

…よくわかんないけど。

カラマーゾフは色んなこと考えたくなっちゃう小説だから「疲れる」って感想でもいいかも。



そんで、読みながら、読み終えても、夫に「神がどうの」「生きる意味がどうの」と
自分の思ったことを伝えると
「は〜〜〜?そんな簡単なことやっとわかったの?」とか
「そんなこと考えてなんになるの?わっきゃっきゃ」と返される。

「私は考えずにいられないしょーもない人間で、これを考えないと生きている意味すらないと思ってしまう、私はドジでノロマな亀なんです!」と言うしかない。

「深く考えない」「Don't think, feel !」

私もそっち側にいきたい。

でも、悪魔は言っていた

『苦しみこそが人生だからですよ。苦しみのない人生に、どんな満足があるっていうんです。なにもかもが、果てしないひとつの祈りと化してしまいますよ。そりゃあ神聖だろうけれど、ちょっと退屈でしょうね。』


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by unicorn_unico | 2017-09-11 16:44 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)

カラマーゾフ途中経過/シーのアクアボード

カラマーゾフが面白すぎる。


図書館で1〜3巻だけ借りていたんだけど(1〜3巻しかなかった)読み終えちゃったので
残りの4巻を借りに行こうと、自転車こぎこぎ図書館にたどり着いたら休館していた。

図書整理日だった…。

がびーん。

暇だったので運動がてら自転車で少し離れたところにあるとあるお店に行ってみたら
開店前でシャッターが閉まっていた。

がびーん。

なにもかもがうまくいかない、まさにそんな日だった。


カラマーゾフを3巻まで読み終えて興奮冷めやらぬ感じです。
早く読みたい。

ドミートリーが取り調べで取り乱すところとかもう笑っちゃう。
というかロシア人は取り乱す人が多いのかな。

「カラマーゾフの兄弟」は長くて挫折する、とかいう噂をよく聞いていたので
「つまらなくても頑張って読み切る!」を目標にしていたんだけれど
全然そんな心配は必要なかった。
よく知らない箇所はネットで調べながら読むと勉強になるしホント面白い。
もっと若い時に読んでいたら今よりも聖書の知識もないだろうし、感動もなかっただろうな。いやでも、若い時分に読んでいたら考え方に変わってたかなー。
違う方の翻訳でもう1回読んでみようか!と思うほどです。(まだ読み終えてないけど)

その前に「罪と罰」もこの勢いで読んでみようかな。
ロシア人の名前にも慣れて来た。

っていうか、「ロシア」について特に興味も持たず思いも馳せる事なく生きてきたけれど、
ロシアってなんだか面白いかも。
もう何年も前に江戸東京博物館でたまたま見た(お墓参りついでに父が急に連れてってくれた)
「エルミタージュ美術館展」で「ロシアおったまげ~!」と思ったのを思い出しました。


**********


全然関係ないけれど、今日「おったまげー!」と思ったのはこれ

シーの新しいハロウィンショー

見たいけど、こないだシーに行ったばかりだからやめとこ。



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by unicorn_unico | 2017-09-08 18:26 | ● 本/TV/映画/ドラマ | Comments(0)