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ディズニーランドを日本に呼んだ人たち

またまたディズニーランドを知るために、『「エンタメ」の夜明け~ディズニーランドが日本に来た!~』を読みました。
今回はディズニーランドを日本に誘致&完成させるまでと関わった人々の物語。
とても面白かったです!男の世界だな~という感じでしたが、最後は感動で胸が熱くなりました。
ディズニーランドが好きな方、ホーンテッドマンションの天井が伸びる部屋の声の主の正体を知りたい方にお勧めの本です。

以下感動した・面白かった話

ディズニーランドの誘致に名乗りを上げていたのは、三菱・東宝と三井・京成(電通の堀貞一郎さんもご活躍)。三菱は富士山のふもとでの建設計画を、三井は浦安沖を埋め立てての場所を用意してのプレゼン。

でも、このプレゼン以前に日本としてディズニーランド誘致における大きな懸念材料があったことも初めて知りました。それは50年代に奈良の「ドリームランド」という遊園地を作ろうとしていた会社が、「将来一緒に日本で事業をしたい」とディズニー側に申し出て、ロスのディズニーランドを裏側まで見学させてもらい、その後、ディズニーの了解なしに、システムをそっくり真似した遊園地を造ったため、ウォルト本人が日本人に対して強い不信感を持ったという話。うわぉ!(ドリームランドさんのいきさつがどういったものだったのか勉強していないのでなんとも言えませんが、今回初めて見て単純にこんなところがあったのね!と驚きました)

浦安の漁師の皆様を説得させるために活躍した高橋政知(OLC二代目社長)さん。漁師さんとの交渉の飲み代は最初の1ヶ月で1000万円かかったとか。それ以降半年続くわけです。領収書をとれない漁師さんとの付き合いにも相当金額がかかったわけですが、高橋さんは渋谷にもっていた自宅を売り払い身銭を切って交渉をまとめたそうです。そして高橋さんは漁師さん達に言うのです「あんたの海をいたずらに犠牲にはしない。ここに必ず立派な遊園地を造ってみせる」と。男気!!!!

ウォルト・ディズニーさんの造る遊園地。なぜこんなに成功してるの?→様々な仕掛けとアイデアのお話が出てくるのですが、簡単に言うと愛です!子供たちへの愛!成功の秘訣は単純。純粋で情熱的な思いと愛。なんでもそうなんじゃないかな。素晴らしい。

日本語に翻訳されてでていたディズニーコミックス「ディズニーの国」という月刊誌の1963年10月号に寄稿した手塚治虫さんの文章。題名は「ディズニーさんとぼく」。感動ものです。手塚さんもウォルトが大好きだったようです。その文章の最後の部分を抜粋させてもらいます
「このあいだ、ディズニーランドのまねをした遊園地へいってきましたが、なにからなにまで、ディズニーランドそっくりなのですが、なにか、ひとつものたりないのです。見おわって、そのたりないものがなにか、やっとわかりました。こどもたちへの、愛情だったのです。つまり、ほんとに心のそこから、こどもたちのために、つくったものではなかったのです。ディズニーさん、どうか長生きをしてもっともっと、世界中のこどもたちをよろこばせてやってください。」
そういう手塚さんも大いに子どもたちを喜ばせて夢を与えた一人です。尊敬です。


あぁ、すごい話が多すぎて長くなりそうなので(すでに長い…)やめておきますが、とにかく男気溢れる本でした。

東京ディズニーリゾートは、ウォルトの子どもを喜ばせたいという純粋な気持ちと、日本の子ども達を喜ばせたい・日本にこれを持ってきたいという思いを持った日本人達の情熱という土台がから出来上がっているわけで、さらにそれらから派生しているであろう、前の日記に書いた従業員たちのホスピタリティの意識の高さとで、歯車がうまくかみ合わさって気持ちよく動いているし、これからも動いていくんだろうなと思いました。

私がおばあちゃんになっても、変わらずワクワクさせてくれる場所であればいいなと願っています。
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by unicorn_unico | 2010-01-27 20:10 | ● ディズニー | Comments(0)